キャベツには水分が豊富に含まれていますから、(冷凍前にしっかり水気を拭き取っていても)解凍後は水っぽくなる可能性が高いです。
そして解凍時に出る水分には、キャベツの栄養素が含有されています。ですから水を捨てずに、煮込み料理やスープなどに使うことをおすすめします。
なるべく水っぽくさせないキャベツを冷凍保存する方法
生で冷凍保存するときは?
まずはザク切りや1センチ角、一口大など使い道に合わせてカットします。そしてフリーザーパックに入れて丁寧に空気を抜きます。
解凍後は水っぽい状態になりますが、水気を絞るとしんなりして、塩もみをしたような様子になります。
和え物やコールスローなどとの相性がいいので使ってみてはいかがでしょうか。
茹でてから冷凍保存するときは?
キャベツの芯を取ってから、使い道に合わせてカットします。そして沸騰したお湯で10~15秒程度茹でます(長く茹でないように注意してください)。
冷水につけて色止めをしたら、丁寧に水気を取り、フリーザーパックに入れてきちんと空気を抜きます。
キャベツを茹でることで、キャベツの容量が減ります(コンパクトになります)。
そのためキャベツを多く買って冷蔵庫に入りきらないときなどは、茹でてから冷凍保存するといいでしょう。
冷凍保存したキャベツはそのままスープなどに入れるか、解凍してから水気を切ってギョウザや和え物の具にすると美味しいです。
ただし茹でてから冷凍した場合は水っぽい状態になりますから、炒め物にはおすすめしません。
冷凍キャベツを変色させないコツは?
○きちんとラップでくるむ
○ジップロックなどを使用するのであれば可能な限り空気を抜く
○金属トレイなどを使って冷凍時間を短縮する
○冷蔵庫の開け閉めの回数を少なくする
このようにすれば4週間程度は保存できます(ただし食感や美味しさのことを考えると、できれば2週間以内に使い切りたいところです)。
一回分ずつラップにくるんで保存袋に入れて冷凍しておくと、使う分だけを取り出すことができるため便利です。
冷凍キャベツ(を解凍したもの)で炒め物をすると水っぽい状態になる理由と調理のコツ
小分けにした冷凍キャベツ(などの冷凍野菜)を使用すれば、すぐに野菜炒めが完成しますから、とても使い勝手がいいと言えます。
ただ、できあがった野菜炒めは水っぽい状態になりやすいです。なぜなら「野菜に含まれていた水分」がなかなか蒸発しないからです。
こうならないためにも、冷凍状態で(解凍をせずに)炒め始めましょう。
そうすることで野菜が含有していた水分がすぐに気化しますから、水っぽさが軽減されます。
また、そもそも冷凍する前にできるだけ水分を飛ばしておくことも重要です。