「最近よく泣くようになった」「涙もろくなった」などと感じている人は多いと思います。
ただ、中には「泣きたくないのに泣いてしまう」「少しのことで涙が出て自分でも悩んでいる」という人もいるのではないでしょうか。
そこでここでは繊細すぎて泣くことが多い人に向けて、「HSPの基礎知識」や「涙が出る原因、対応方法」などについてお伝えしていきます。
また、「退職・転職したいけれどいろいろなしがらみがあってできない」という方のために、スムーズかつ安全に退職・転職する方法も紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。
怒れれて泣く場合はHSPの可能性があります!
少しのことで泣く場合、「自分はHSP(とても敏感な人)かも」と感じるかもしれません。
実際、叱られて泣くのであればHSPの可能性があります。HSPの人は外部の刺激に対して敏感であるため、ちょっとしたことで泣く方が少なくありません。
HSP診断もおすすめ!
インターネット上で「HSP診断」などと検索すれば、HSPのオンライン診断がいくつもヒットするはずです。
質問に答えることでHSPかどうかを簡易的にチェックできますから、気になる方はぜひ試してみてください。
ただ、あくまでオンラインの診断ですから、それだけでHSPの判定が正確に行えるわけではありません。そのため正式な診断を受けたい方は、専門機関を訪れることをおすすめします。
精神的な症状が目立つのであれば精神科、身体の不調が発生しているのであれば心療内科に足を運ぶのがいいでしょう。医療機関では磁気治療や薬を用いた治療などを受けることができます。
怒られて泣いてしまう!HSPの基礎知識
HSPとは「Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)」の頭文字を取ったものであり、とても敏感な人のことを指します。HSPの主な特徴を挙げていきましょう。
- 先天的なもの(後天的なものではない)
- 5人に1人程度がHSP
- 過剰な刺激を受けやすい
- 共感性が高い
- 疲れやすい
- 自己否定感が強い
- 心の境界線が脆い
これらに多く該当するのであればHSPである可能性があります。ただし、もちろんこれだけで判定できるわけではありませんから、正式に判断してもらいたい方は専門機関に行きましょう。
また、「HSPと診断されなかった=辛くない」ということではありませんから、HSPでなくても必要に応じて適切なサポートを受けることが大事です。
なぜHSPの人が怒られて泣くのか?
では、HSPの人が叱られた場合に泣きやすいのはなぜなのでしょうか。主な理由を挙げていきますのでご覧ください。
1:言葉を重く受け止める傾向にあるから
HSPの方は言葉を重く受け止めてしまう場合が多いです。
一例として以下の通りです。
- 冗談を本気で受け止める
- 「○○に注意してね」と言われただけで強いプレッシャーになる
- あくまでミスに言及されただけでも自分を否定されたように思える
このような傾向にありますから仕事でも苦労する可能性が高いです。周囲からすればあくまで普通の注意でしかなくても、本人は非常に深刻なものと感じてしまう場合があるのです。
2:自責の念が強いから
HSPの方は自分で自分を責める場合が多いです。
そのため何かミスをしたときに軽く受け流すことができず、悔しさや罪悪感などから泣いてしまうことも少なくありません。
人のせいにしないのは素晴らしいことですが、本来自分にそれほど責任があるわけではないことに関しても「すべて自分のせい」と思い込んでしまう人もいます。
また、生きている以上、何もミスをしないことはあり得ませんから(特に仕事)、常に生きにくさを感じている人も多いです。
怒られて泣きそうな場合の対処法!
本来、泣くことそのものは責められるようなことではないのですが、やはり「人前で泣きたくない」とは思うはずです。そこでここからは、怒られて泣きそうな場合の対処方法をいくつか挙げていきます。
- 外の空気を吸う
- 帰宅してから思い切り泣く
- アメを舐める、何か飲む
- 誰かに話を聞いてもらう
- 温泉やサウナでリラックスする
1:外の空気を吸う
怒られて泣きそうになったときは、一旦席を外して外の空気を吸うのがおすすめです。られてそのまま仕事場にいると、ネガティブな気分が消えずに作業などのパフォーマンスが落ちる可能性があります。なので外に出て気持ちをリフレッシュしてから、仕事などに戻りましょう。
2:帰宅してから思い切り泣く
仕事でストレスが蓄積しているのであれば、自宅で思い切り泣くといいでしょう。家で泣いておくことで職場ではケロッとしていられる人も少なくありません。
自宅で泣きにくい場合は、開ける映画やアニメを観ることをおすすめします。
3:アメを舐める、何か飲む
HSPは後ろ向きな刺激だけでなく、前向きな刺激も受けやすい傾向にあります。そのためアメを舐めたり何か飲んだりすることで、気持ちをコントロールできる場合があるのです。タイミングによっては何かを食べてももちろん構いません。
4:誰かに話を聞いてもらう
仕事で叱られてストレスが酷く蓄積しているのであれば、誰かに話を聞いてもらうのもおすすめです。辛い出来事を聞いてくれる相手がいれば、自分の中にモヤモヤを溜め込まなくて済みます。「話すだけでも楽になる」とよく言いますが本当のことです。
5:温泉やサウナでリラックスする
仕事でられて泣きそうなときは、自分にご褒美を与えるのもいいでしょう。温泉やサウナでリラックスするのもおすすめですし、アテもなくショッピングモールを訪れて目についたものを買うのも楽しいです。
「仕事が終わったらご褒美がある」とわかっているとストレスに耐えやすくなります。
毎日怒られて泣きそうなら退職や転職も考える
毎日られて泣きそうなのであれば退職や転職を検討してみてはいかがでしょうか。
転職することで年収がアップするかもしれませんし、新しい人間関係を構築できるのも大きなメリットです(人間関係の影響でストレスを溜めている人も多いはずです)。
また、「今のままでは将来どうなるんだろうか」という心配によってストレスを蓄積させている人にも転職はおすすめです。
退職代行サービスを使えば自力で退職しなくてよくなる
退職を検討している人の中には「でも、辞めるなんて言いにくいしなあ……」と悩んでいる方も少なくないと思います。特にブラック企業で働いている人の場合、「退職するなんて言ったらどんな目に遭うか……」と心配している人もいるのではないでしょうか。
そういった方に向いているのが転職代行サービスです。転職代行サービスには主に以下のメリットがあります。
- 即日退職可能
- 上司に直接報告する必要がない
- 強烈な引き止めに遭わない
- 有給休暇の交渉も代行してもらえる
- LINE相談もできるので簡単
特に有給休暇が残っている場合は、「有給休暇を消化しつつ、実質的に即日退職できる」という流れにしやすいです。
そしてほぼすべての手続きを代行してくれますから、上司などに直接退職の旨を伝える必要はありませんし、「(会社に)残った方がいいんじゃないの?」「本当に辞めていいの?」などと詰められることもありません。
もちろん退職代行サービスを使うことは完全にクリーンですから、トラブルを起こさずスムーズに辞めたい方は利用してみてはいかがでしょうか。
HSPの人が仕事で困りやすい要素
HSPの人が仕事で困りやすい要素としては、
- 人間関係のこと
- 仕事のミスによる羞恥心や罪悪感
などがあります。
人間関係のこと
HSPの方はちょっとしたことでも傷付く傾向にあるため、人間関係について抵抗感を抱きやすいです。
そのため例えば、少し仕事でわからないことがあるというだけでも、「聞いて大丈夫なんだろうか・・・」と過剰に心配してなかなか質問できなかったり、質問するだけで過剰なプレッシャーを感じたりする場合が多いです。
また、仕事後の飲み会などに強いストレスを感じる人もいます。ですから、HSPの方の中には「他人と関わらない仕事」を探す人も多いです。
仕事のミスによる羞恥心や罪悪感
誰でもミスはするものですが、HSPの方の場合はそうでない人よりも過度に落ち込む傾向にあります。
失敗による罪悪感を抱えたまま次の作業をしてしまい、またミスをする可能性もありますし、ミスをしないようにと必要以上にビクビクして仕事のパフォーマンスが落ちる場合もあります。
泣きたくないのに泣く、怒られると泣いてしまう場合は病院に行くべき?
泣きたくないのに泣くのであれば、鬱病かもしれません。HSPという単なる気質である可能性もあるものの、あまりにも感情を制御できない人は、病気の初期症状が出ているのかもしれません。不安な方は心療内科や精神科を訪れることをおすすめします。
なお、鬱病の主な初期症状は以下の通りです。
- 表情が暗い
- 落ち着かない
- 自分を過剰に責める
- アルコールの摂取量が増える
- 反応が遅い
これらに多く当てはまるのであれば、エスカレートする前に病院に行きましょう。
また、られると泣く場合も病気かもしれません。一時的なものであれば心配はいりませんが、その期間が長いケースでは適応障害になっている恐れがあります。
「そういう性格」という言葉では済まないかもしれませんから、一度病院に足を運んでみてはいかがでしょうか。
怒られると泣いてしまう!まとめ
怒られると泣いてしまう人はHSPかもしれません。5人に1人程度はHSPと言われていますから、あなたがそうである可能性も低くはありません。
最初は「HSP 診断」などでネット検索をして、簡易的なオンライン診断を行い、正式に診断してほしくなったら医療機関を訪れることをおすすめします。
そして仕事が泣くことが多い方は鬱病かもしれませんから、こちらも病院に行ってみた方がいいでしょう。
いずれにしてもあなたの今の悩みが転職・退職によって解決するケースもあります。
「でも、退職・転職のことを上司に言い出しにくい・・・」という場合は退職代行サービスを使って、ストレスフリーでスムーズに退職することをおすすめします。