広告 冠婚葬祭

喪中年賀状(返信)出す側・受け取る側の知っておくべきマナーとは?

喪中の年賀状!出す側受け取る側の最低限知っておきたいマナー

友人や知人などが喪中の時の年賀状って出してよいのか?また、身内に不幸があり、喪中の期間は年賀状は出せるのか?受け取れるのか?といろいろお調べではないですか?

それなら安心してください。ここでは、喪中の年賀状のマナー(基礎知識)を徹底解説していきますので、ぜひ、参考にしてくださいね。

そもそも喪中って何?起源は?(基礎知識)

喪中の起源:
そもそも神道の穢れ(けがれ)という考え方から来ている風習です。古くから、死は穢れの一種と考えられてきたので、身内に死者が出ると、その穢れが他の人に波及することがないように、一定の期間、他の人と相対さないように生活していこうという習わしの、「喪に服す」ことが今に残っているものです。出典元:https://yu-bin.jp/manner/mourning/

 

喪中とは?

近親者の死を悼む期間のことを言い、喪服を着て亡くなった家族の冥福を祈り、外出を避けることを「喪に服す」と言います。

 

喪中の範囲は?

常識的に考えて2親等までが喪中になるとされ、3親等からは喪中としない傾向が高いようです。

ただし、3親等以降は喪に服してはダメということではなく、故人との縁が深いケースでは、親等に関わらず喪に服してもよいとされています。

良ければ、下の表を参考にしてください。

親等 自分との関係
0親等 夫、妻
1親等 父母、配偶者の父母、子供(何人目かに関わらず)
2親等 (自分の)兄弟・姉妹、兄弟・姉妹の配偶者、祖父母、孫
(配偶者の)兄弟・姉妹、兄弟・姉妹の配偶者、祖父母
3親等 (自分の)曾祖父母、伯叔父母、伯叔父母の配偶者、甥、姪
(配偶者の)曾祖父母、伯叔父母、伯叔父母の配偶者

 

喪中の期間は?

1年経てば、死者の穢れが消えるだろうというとらえ方から、昨今では、近親者が亡くなった日から1年間(13ヵ月の場合も有)を喪中とするのが通例です。

そのうち、四十九日法要までは忌中として、一層厳格に身を慎む期間とされています。

 

もし、喪中になったときは・・・

喪中の期間は、原則的には身を慎み、おめでたい事をしないというケースが原則なので、おせち・松飾(門松)、初詣も避けます。

さらに、年賀状を送らず、年賀を欠礼する挨拶状である、「喪中はがき」を送ります。 とくに、忌中では、結婚式が決まっていても、日程をずらすという対処する方もいます。

かつては喪中の際に遺族は一年間、人と絶対会わないという家もあったみたいですね。

 

喪中の時の年賀状!出す側・受け取る側が知っておくべきこととは?

ざっくりですが喪中の基礎知識は理解していただけたでしょうか?

さて、ここからは喪中の時の年賀状について詳しく解説していきます。

 

はじめに喪中はがきとは?(喪中時の年賀状のお詫び)

通常「喪中はがき」と称されているものは、正しくは「年賀欠礼状」と言います。これは喪中の期間のお正月に、新年を喜ぶ挨拶を控えることをわびるものになります。

喪中はがきというと、自分が喪中であることや、自分の家に不幸があったことを公表する訃報のはがきという方もいますが、もとは、「喪中のため、今年は新年のお喜びをお伝え出来ませんので、失礼します」という意図の挨拶状です。

喪中はがきを送る判断基準!

喪中はがきは、基本にあるのは普段年賀状のやり取りをしている方向けに送ります。故人の葬儀で喪主を務めた時なら、故人と生前に年賀状のやり取りをしていた友人や知人、葬儀の参列者にも送ります。

しかし、もうすでに喪中であることを把握している親族や親戚などには送ることは不要です。また、会社の取引先などビジネス関係で年賀状のやり取りをしている方には、気を遣わせてしまうこととなるため送らない方が良いでしょう。

 

喪中はがきはいつ出すの?

喪中はがきはマナーとして11月中旬から12月初旬ころまでに
届くように出すのが良いです。遅くても12月初旬までには送りたいですね。

 

喪中はがきの正しい書き方とは?

  1. 「喪中につき新年のご挨拶を失礼させていただきます」という挨拶文を最初に。
  2. 「誰が、いつ、何歳で亡くなったのか」
  3. 「故人が生前お世話になったお礼や挨拶」などを入れます。

引用:https://yu-bin.jp/manner/mourning/

 

喪中はがきと喪中はがきの切手

喪中はがきには年賀はがきみたいにお祝いの主旨を含むハガキ、華やかなデザインが入ったハガキなどを使うことは不可能です。

しかし、一般常識的に見て使えると判断できるものであれば使えます。 喪中はがきで使うことが可能なのは郵便はがきと私製はがきの2種類です。

郵便はがきは昔、官製はがきと呼ばれていたものです。そして、喪中はがきに適したものなど、いろいろ種類がありますが、喪中はがき専用のデザインは「胡蝶蘭」になっています。

喪中はがきには「胡蝶蘭」をデザインしたはがき

出典:https://yu-bin.jp/manner/mourning/

胡蝶蘭のデザインはがき(インク)

出典:https://yu-bin.jp/manner/mourning/

また、私製はがきなどに張る切手は弔事用63円・普通切手花文様を郵便局などの取扱店で購入してくださいね。

売り場としては郵便局・コンビニ・大手デパート・大手スーパーがよいですが、コンビニは売っていない場合もあります。

弔事用63円普通切手花文様

出典:https://yu-bin.jp/manner/mourning/

 

喪中でも年賀状は受け取れる?

喪中でも年賀状を受け取るのはマナー違反ではないです。年賀状がないお正月は、実にさみしいものです。

年賀状を受け取るという考え方が失礼に当たるのでは?とおもう人もたくさんいるのですが、実は、喪中でも年賀状を受け取ることは、お正月の挨拶を受けるということですから、間違いではありません。

受け取りたい時は、1つの例として、喪中はがきの文面に、「年賀状を待っています」や、「例年どおり近況をお知らせください」という風に書き添えてみてはどうですか。

また、近頃は、喪中はがきの印刷サービスの文例にも含まれていますので、そういったものを選んでみるのもオススメです。文例を下記にて追加しておきますので参考にしてくださいね。

年賀状を受け取りたいケースの文例

喪中年賀状受け取る文章例

出典:https://yu-bin.jp/manner/mourning/

  • 年賀状は励みになりますのでお気遣いなくお送りいただけますと幸いです
  • 年賀状は受け取らせてもらいますのでいつもと同様にお送りくださいませ
  • 年賀状をお待ちしています どうぞ例年どおり近況をお知らせください

 

喪中の人へ年賀状を出したいときは?

喪中の家に関しての応対というのは、厳格には決められませんし、年賀状を送ることそのものはマナー違反ではないでしょう。

年賀状を出してご遺族を勇気づける意味合いもあります。しかし、新年を喜ぶ「年賀」という言葉を心配しているという方も多いでしょう。

そういうわけで、新年の挨拶状としての「年始状」、あるいはお見舞いの気持ちを申し伝える「喪中見舞い」を出すのがオススメです。

大前提として配慮とお悔やみの気持ちを示すことが大事です。喪中見舞いや年始状で、喪中の方への気遣いを喪中の方に対しては、新年を喜ぶ年賀状と言うより、年始に出す「喪中見舞い」「年始状」という性格のものと考え、文例としては「お悔み」のお手紙の簡略版や、遺族を元気づける便りと考えればいいでしょう。

 

喪中見舞いの書き方

①はがき頭に題字を書く文例: 喪中お見舞い申し上げます

②次にお悔やみの言葉を書く文例:○○様の訃報に接し驚きました心よりご冥福をお祈り申し上げます

③最後に相手を気遣う言葉を書く文例:くれぐれもご自愛ください

 

年始状の書き方

年始状では、お祝いの言葉を避けるということが大原則です。ですので、「あけましておめでとう」や「謹賀新年」という言葉はふさわしくありません。

例えば、悪いことの後で幸運に向かう意味の、「一陽来復」や、「晴れやかな年になりますように」など、さわやかな言葉がピッタリ合うでしょう。

また、「いつもありがとう」といった感謝の言葉や、通常の手紙と同じように、近況などを書き加えてもOKです。先方を気遣う気持ちさえあれば、あまり堅苦しく考える必要はありません。

 

年始状の文例
【文例その1】
新年のご挨拶を申し上げます
お静かに新年をお迎えのことと存じます
故人のご冥福を心よりお祈り申し上げます
本年もどうぞよろしくお願いいたします
【文例その2】
一陽来復
昨年は色々とお世話になり誠にありがとうございました
新年が穏やかな年でありますよう
心よりお祈りいたしております。出典元:https://yu-bin.jp/manner/mourning/

 

まとめ

  • この記事を書いた人

点と点が線

雑学王になりたくて、日々様々なことをインプットしています。とくに、お土産・イベント・お祭り ・スポーツ ・ビジネス ・ファッション ・ライフスタイル ・レジャー ・健康 ・動物 ・天体・気象・年末年始・お正月・引っ越し・役立つ雑学・掃除・敬老の日日本の習慣・行事 ・植物・法律・制度・海外・英語・紅葉・結婚式・恋愛・美容・電子機器・テクノロジー・飲食・顔文字・絵文字などのジャンルが得意で、あなたが「今すぐ知りたい」と思うことをズバッと解決する情報を発信していきます。

-冠婚葬祭