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ツムラ葛根湯は医療用と違いがあるの?!病院に行かずに「医療用レベル」を手に入れる、賢い葛根湯の選び方

薬剤師・ケン山田

市販薬選びのプロフェッショナル 💊

ドラッグストア勤務歴10年。延べ5万人以上の「病院に行けない」お客様に、忖度なしで「一番効く市販薬」を提案してきました。「忙しいあなたの味方」として、現場のリアルな知識をお届けします。

風邪のひき始め、ゾクッとする寒気。
「まずい、明日は絶対に休めない商談があるのに……」

焦る気持ちでドラッグストアに駆け込み、見慣れた緑とオレンジの箱、「ツムラの葛根湯」を手に取ったあなた。
その選択、ちょっと待ってください。

「病院でもらうのと同じツムラだから、これなら効くだろう」
そう思ってレジに並ぼうとしていませんか?

実はその箱の中身、病院でもらう薬の「半分」しか入っていないんです。

忙しいあなたが今すぐ風邪を叩きたいなら、見るべきはブランド名ではなく、パッケージの裏側にある「ある言葉」です。
この記事では、病院に行かずに「医療用と同等のパワー」を持つ葛根湯を手に入れるための、賢い選び方を伝授します。


【衝撃の事実】市販のツムラ葛根湯は、医療用の「半分」しか入っていない

まずは、この衝撃的なデータを見てください。
病院で処方される「医療用」と、ドラッグストアで買える「市販用(一般用)」のツムラ葛根湯。
1日分に含まれる成分量(葛根湯エキス)を比較したものです。


📊ツムラ葛根湯の成分量比較(1日分)

比較項目医療用 (ツムラ葛根湯エキス顆粒)市販用 (ツムラ漢方葛根湯エキス顆粒A)
葛根湯エキス量5.0 g (乾燥エキス)2.5 g (乾燥エキス)
日局カッコン8.0 g4.0 g
日局マオウ4.0 g2.0 g
日局タイソウ4.0 g2.0 g
処方区分満量処方1/2処方 (半分)

ご覧の通り、市販のツムラ葛根湯に含まれる成分量は、医療用のきっかり半分(50%)です。
生薬(カッコンやマオウなど)の使用量もすべて半分。
つまり、病院の薬と同じ効き目を期待して飲んでも、実際にはその半分のパワーしか得られないのです。


なぜ「半分」なのか?メーカーの意図と「満量処方」の正体

「なんでそんな薄いものを売っているんだ!」と怒らないでください。これにはメーカーなりの理由があります。

1/2処方の理由:安全性重視

市販薬は、医師の診察なしに、不特定多数の人が自己判断で購入します。
体力が落ちている人や、胃腸が弱い人が飲む可能性もあるため、副作用のリスクを最小限に抑えるために、あえて成分量をマイルドに設定しているのです。ツムラは「安全・安心」を最優先するブランドだと言えます。

「満量処方」とは?

一方で、漢方の教科書(原典)で定められた1日分の生薬量を100%使って作ったもの「満量処方(まんりょうしょほう)」と呼びます。
医療用の漢方薬は、基本的にこの満量処方です。

つまり、あなたが「病院と同じくらいガツンと効かせたい」と願うなら、探すべきは「ツムラ」というブランド名ではなく、「満量処方」というキーワードなのです。


薬剤師が選ぶ「医療用レベル」の市販葛根湯 2選

では、ドラッグストアで買える「満量処方」の葛根湯はあるのでしょうか?
答えはイエスです。
私が現場でお客様に推奨している、医療用レベルの市販薬を2つ紹介します。

1. 葛根湯エキス顆粒Sクラシエ(クラシエ薬品)

ドラッグストアで最も手に入りやすい「満量処方」の代表格です。
パッケージの正面に、金色の文字などで「満量処方」と大きく書かれています。
成分量は医療用とほぼ同等。味も飲みやすく工夫されており、迷ったらこれを選べば間違いありません。

2. 葛根湯エキス顆粒(北日本製薬)

「満量処方」でありながら、広告費を抑えているためか、比較的リーズナブルな価格で販売されていることが多い「隠れた名品」です。
パッケージに「満量処方」の記載があるか必ず確認してください。


【Q&A】病院に行くべきラインと、飲み方のコツ

最後に、安全に効果を最大化するためのコツをお伝えします。

Q. ツムラの市販薬を2倍飲めば、医療用と同じになりますか?
A. おすすめしません。
成分量は同じになりますが、添加物なども倍量摂取することになります。また、自己判断での倍量服用は副作用のリスクを高めます。最初から「満量処方」の製品を買うのが正解です。

Q. いつまで飲み続ければいいですか?
A. 「汗が出たら」終了です。
葛根湯は体を温めて発汗を促す薬です。汗をかいて熱が下がったら、役割は終わりです。漫然と飲み続けるものではありません。数回飲んでも症状が改善しない、あるいは高熱が出た場合は、迷わず病院へ行ってください。

Q. もっと効かせる裏技はありますか?
A. 「お湯」に溶かして飲んでください。
これを「葛根湯湯(かっこんとうとう)」と呼びます。お湯の熱と香りが体を芯から温め、生薬の効果をブーストさせます。顆粒をそのまま水で流し込むより、断然おすすめです。


まとめ:「満量処方」という選択肢が、忙しいあなたを守る

「病院に行けなかった……」と落ち込む必要はありません。
正しい知識さえあれば、ドラッグストアでも医療用レベルの「最強の武器」は手に入ります。

  • ツムラ(市販):マイルドで安心(1/2処方)。
  • クラシエ・北日本製薬(満量処方):ガツンと効く(医療用同等)。

明日の大事な仕事を守るために。
今すぐドラッグストアへ行き、パッケージの裏側か、正面の「満量処方」の文字を探してください。
その一本が、あなたの体調と、明日のパフォーマンスを救ってくれるはずです。

[参考文献リスト]

監修者プロフィール

薬剤師・ケン山田
ドラッグストア勤務歴10年。OTC医薬品の成分比較とセルフメディケーションの啓蒙に尽力。現場での豊富な接客経験を活かし、生活者の視点に立った実践的なアドバイスを行う。

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