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飲み会の服装 「気合い入れすぎ?」自意識過剰にならない、大人の『引き算コーデ』の方程式

この記事を書いた専門家:沢田 エリカ(さわだ えりか)
アラサー向けパーソナルスタイリスト / 元ファッション誌エディター
ファッション誌で「モテ」と「女子ウケ」の両立企画を多数担当。「おしゃれは『頑張る』ものじゃなくて『計算する』もの」をモットーに、TPOに合わせた好感度コーデや、賢い「引き算」テクニックを提案している。

久しぶりの飲み会。クローゼットの前で「このワンピは派手?」「でも普段着じゃ地味?」と行ったり来たりしていませんか?
過去に「今日、なんか気合い入ってるね(笑)」なんて言われたトラウマがよぎる…その気持ち、痛いほど分かります。

でも、安心してください。「気合い入れすぎ」に見えるのは、あなたにセンスがないからではありません。
ただ、「引き算」が足りないだけなんです。

この記事では、元ファッション誌エディターの私が、シーン別に「張り切り度」を数値化した、絶対に失敗しない「飲み会コーデの方程式」を伝授します。
これを読めば、「おしゃれした」のではなく「TPOに合わせただけ」という顔で、堂々と飲み会を楽しめるようになりますよ。


なぜ「気合い入れすぎ」に見える?痛い認定される3つのNGパターン

まず、私たちが最も恐れる「気合い入れすぎ=痛い」という状態の正体を暴きましょう。
それはズバリ、「TPOとのズレ」「隙のなさ」です。

男性も女性も、完璧すぎるものには近寄りがたさを感じます。全身キメキメにするのではなく、どこか一つ「崩す」ことが、センス良く見せる絶対条件なのです。

具体的に、以下のようなコーデは「引き算」ができていないNG例です。

  1. 露出過多(オフショル+ミニスカ)
    「見てほしい!」という必死さが伝わってしまい、男性からは「軽い」、女性からは「痛い」と思われがち。
  2. 全身ブランドロゴ
    「私すごいでしょ」という威圧感を与えてしまいます。ブランド物は一点に絞るのが大人のマナー。
  3. 素材のミスマッチ(居酒屋にサテンやシルク)
    「汚しそうで気を使う…」と周りに思わせてしまったらアウト。TPOに合っていないおしゃれは、ただの独りよがりです。

【シーン別】張り切り度を数値化!失敗しない「飲み会コーデの方程式」

では、具体的にどうすればいいのでしょうか?
迷った時は、この「飲み会コーデの方程式」に当てはめてみてください。シーンごとの適切な「張り切り度(%)」を知れば、服選びは驚くほど簡単になります。

  • 居酒屋なら30%: 座敷でも楽なパンツスタイルに、顔周りが明るく見えるトップスを。足元はヒールを脱いで、親しみやすさをアピールしましょう。
  • 合コンなら60%: 男性は「清潔感」を重視します。露出よりも、鎖骨や手首を見せる「3首見せ」で程よい色気を。髪型はキメすぎないのが鉄則です。
  • 女子会なら80%: ここぞとばかりにトレンドアイテムを投入!ただし、全部盛り込むと「必死」に見えるので、メイクは引き算してバランスを取りましょう。

仕事帰りの魔法。着替えずに「3分」で飲み会仕様に変えるアレンジ術

「仕事帰りで着替える時間がない!」という方も多いですよね。
そんな時は、オフィスカジュアルをベースに、小物とヘアメイクで「夜の顔」に変身させましょう。

着替える必要はありません。「足し算」と「崩し」だけでいいんです。

📊 オフィスカジュアル → 飲み会仕様 ビフォーアフター

項目お仕事モード(Before)飲み会モード(After)
ヘアスタイルきっちり結んだまとめ髪ゴムをほどいて後れ毛を出す、または無造作に結び直す
アクセサリー小ぶりな一粒ピアス大ぶりまたは揺れるピアスに付け替え
メイク肌馴染みの良いベージュリップ血色感のある赤やピンクのリップを重ね塗り

たったこれだけで、お疲れ顔が「アンニュイな色気」に変わります。
特に「揺れるピアス」は、男性の狩猟本能を刺激すると言われる最強アイテム。ポーチに忍ばせておくだけで、急な飲み会も怖くありません。


よくある質問:スニーカーやデニムは飲み会にあり?

最後に、よく聞かれる質問にお答えします。

Q. スニーカーやデニムで飲み会に行ってもいいですか?

A. 「清潔感」があればアリですが、TPOによります。

居酒屋や気心知れた友人との飲み会なら、むしろスニーカーやデニムの方が「抜け感」があって好印象です。ただし、以下の点に注意してください。

  • デニム: ダメージ加工が激しいものは避け、濃い色のきれいめなものを選ぶ。
  • スニーカー: 薄汚れたものはNG。白や黒のシンプルなもので清潔感をキープ。

ホテルディナーや初対面の合コンでは、カジュアルすぎて「やる気がない」と思われるリスクがあるので避けた方が無難です。


「TPOに合わせただけ」という顔で、堂々と楽しもう

「気合い入れすぎ」は、センスの問題ではなく、バランスの問題です。
シーンに合わせた「張り切り度」と「引き算」さえ意識すれば、もう失敗することはありません。

あなたがおしゃれをするのは、自意識のためではなく、その場を楽しむため(TPO)。
そう言い張れるロジックがあれば、もう誰の目も怖くありませんよね。

あなたはもう、計算できています。自信を持って、堂々と飲み会を楽しんできてください!

まずは次の飲み会の場所をチェックして、張り切り度を計算してみましょう。クローゼットを開けるのが、きっと楽しみになりますよ。

参考文献

-ファッション