もうすぐ赤ちゃんに会える喜びの一方で、鏡に映るプリン頭を見て「このまま出産していいのかな…」と落ち込んでいませんか?
「カラー剤が赤ちゃんに悪いかも」「産後は美容室に行けないから黒染めしなきゃ」
その悩み、実は思い込みかもしれません。
現役ママ美容師が、医学的な不安をクリアにしつつ、産後半年放置してもおしゃれに見える「魔法のオーダー術」を教えます。
これを読めば、罪悪感なく美容室に行き、自信を持って赤ちゃんとのツーショット写真を撮れるようになります。
👤 著者プロフィール
遠藤 さくら|ママ美容師・毛髪診断士
2児の母であり、妊娠中のサロンワーク経験を持つ現役美容師。妊婦さん専用のカウンセリングメニューを開発し、多くのプレママの悩みを解決してきた。「おしゃれを諦めなくていい」と背中を押す、頼れる先輩ママ。
「赤ちゃんに影響する?」医学的な不安へのファイナルアンサー
まず、一番の心配事である「赤ちゃんへの影響」について、医学的な見解をはっきりさせましょう。
結論から言うと、通常のヘアカラー剤が胎盤を通過して胎児に悪影響を与えるという医学的根拠はありません。
よく耳にする「経皮毒(頭皮から毒が入って羊水が汚れる)」という話は、科学的に否定されているデマです。日本産科婦人科学会などの専門機関も、ヘアカラーと胎児への影響の関連性は認めていません。
では、なぜ「妊娠中は控えた方がいい」と言われるのでしょうか? 本当のリスクは以下の2点です。
- 皮膚トラブル: 妊娠中はホルモンバランスの変化で肌が敏感になり、普段大丈夫なカラー剤でもかぶれることがある。
- 体調不良: 匂いに敏感になったり、長時間同じ姿勢でいることが辛くなったりする。
つまり、「頭皮と体調」さえ守れば、ヘアカラーは安全に楽しめるのです。
美容師が教える裏技。「ゼロテク」なら頭皮リスクは物理的にゼロ
「かぶれるのが怖い」という不安を解消する、プロの技術があります。それが「ゼロテク(ゼロテクニック)」です。
ゼロテクとは、薬剤を頭皮に一切つけず、根元ギリギリから塗る技術のことです。

この技術を使えば、薬剤が皮膚に触れないため、経皮吸収の心配も、肌荒れのリスクも物理的に遮断できます。
予約時やカウンセリング時に、「妊娠中なので、頭皮につけない『ゼロテク』でお願いします」と伝えるだけでOKです。多くの美容室で対応可能です。
産後ママが後悔した「黒染め」の罠。正解は「地毛風グラデーション」
次に、「産後は美容室に行けないから黒染めしなきゃ」という悩みについて。実はこれ、多くの先輩ママが後悔しているポイントなんです。
【黒染めのデメリット】
- 産後の寝不足で顔色が悪い時に黒髪だと、さらに疲れて老けて見える。
- 次に明るくしたくても色が抜けず、ムラになりやすい。
- 重たい印象になり、気分が上がらない。
【正解は:地毛風グラデーション】
おすすめは、根元を地毛(または5〜6トーンの暗髪)にし、毛先に向かって徐々に明るくする「グラデーションカラー」です。
これなら、根元が伸びてきてもプリンの境目ができません。半年美容室に行けなくても、「あえて根元を暗くしているデザイン」に見えるため、おしゃれ感をキープできます。
【保存版】美容室で失敗しないための「妊婦専用オーダーシート」
最後に、実際に美容室に行く際の不安を解消するためのチェックリストを用意しました。これを見ながら予約・来店すれば安心です。
📊妊婦さんのための美容室オーダーシート
| タイミング | 伝えるべきこと | 理由・メリット |
|---|---|---|
| 予約時 | 「妊娠〇ヶ月です」 | お腹が苦しくない席や、匂いの少ない薬剤を用意してもらえる。 |
| 予約時 | 「ゼロテクでお願いします」 | 当日スムーズに施術に入ってもらえる。 |
| 来店時 | 「トイレが近いです」 | 施術の合間にこまめに声をかけてもらえる。 |
| 来店時 | 「シャンプーは横向き/起こし気味で」 | 仰向けが苦しい場合、楽な体勢を調整してもらえる。 |
| 施術中 | 「匂いや体勢が辛いです」 | 我慢は禁物。中断して休憩したり、換気をしてくれる。 |
美容師にとって、これらの要望は決して迷惑ではありません。むしろ事前に伝えていただけると、万全の準備でお迎えできるので助かるんです。
まとめ:綺麗なママで、赤ちゃんを迎えよう
「ゼロテク」と「地毛風グラデーション」。この2つを組み合わせれば、医学的な不安も、産後のプリン問題も解決できます。
出産という大仕事の前に、まずは自分を労ってあげてください。鏡を見た時に「今日の私、いい感じ」と思えることは、産後の大変な時期を乗り越えるための、大切なお守りになります。
ぜひ、次回の美容室でオーダーしてみてくださいね。元気な赤ちゃんに会えることを祈っています!