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歌舞伎町はなぜ危ない?素人がカモにされないための「生存戦略」と安全ルート

👤 著者プロフィール
新宿 守(元新宿エリア防犯ボランティア / 繁華街安全アドバイザー)
地方出身。上京当時は歌舞伎町のネオンに足がすくんだ経験を持つ。その後、地域の防犯ボランティアに参加し、街の「表と裏」を熟知。現在は「行くな」と止めるのではなく、「正しい知識で安全に楽しむ」ためのノウハウを発信している。

上京して初めての飲み会、場所は歌舞伎町。「せっかくだから行ってみたい」という好奇心の一方で、ニュースで見る「ぼったくり」や「トー横」の映像が頭をよぎり、行くのが憂鬱になっていませんか?

「怖いお兄さんに囲まれたらどうしよう…」
「気づいたら数十万円請求されていたら…」

その不安、痛いほど分かります。私も初めてあの赤いゲート(歌舞伎町一番街アーチ)をくぐった時は、心臓がバクバクしていました。

でも、安心してください。歌舞伎町は決して「入ったら終わりの魔境」ではありません。
実は、歌舞伎町には明確な「踏んではいけない地雷(場所・人)」が存在します。それさえ避ければ、これほど刺激的で面白い街はないのです。

今日は、元防犯ボランティアの私が、あなたを無事に家に帰すための「歌舞伎町生存戦略」を伝授します。


なぜ「危ない」と言われるのか?歌舞伎町の2つの顔

まず、敵(リスク)を知ることから始めましょう。なぜ歌舞伎町は「危ない」と言われるのでしょうか?
それは、この街に「観光地としての表の顔」と「欲望渦巻く裏の顔」が混在しているからです。

危険の正体は「ぼったくり」と「トラブル」

具体的にあなたが警戒すべきリスクは、大きく分けて2つです。

  1. 経済的被害(ぼったくり):
    「3000円で飲み放題」と言われてついて行ったら、会計時に数十万円を請求されるケース。これは主に「客引き」についていくことで発生します。
  2. 身体的被害(トラブル):
    喧嘩やスカウト狩りなどの暴力沙汰。これは主に「特定の危険エリア(路地裏など)」に入り込むことで遭遇率が上がります。

つまり、「ついていく人」と「歩く場所」さえ間違えなければ、リスクは劇的に下げられるのです。


【地図で解説】初心者が歩くべき「グリーンルート」と危険な「レッドゾーン」

では、具体的にどこを歩けばいいのでしょうか?
頭の中に地図を描いてください。JR新宿駅東口を出て、アルタ前を通り、歌舞伎町の交差点に立ったとします。

✅ グリーンルート:ここだけを歩け!

初心者が歩くべきは、「セントラルロード(通称:ゴジラロード)」一択です。
ドン・キホーテの横から、正面に見えるゴジラヘッドに向かって伸びるこの道は、人通りが非常に多く、防犯カメラも多数設置されています。ここを歩いている限り、連れ去られるようなトラブルはまず起きません。

⛔ レッドゾーン:ここには入るな!

逆に、絶対に避けるべきなのが「路地裏」「区役所通りより東側」です。
メイン通りから一本横道に入ると、雰囲気は一変します。照明が暗くなり、客引きやスカウトの密度が急増します。「近道だから」といって路地に入るのは、自分から地雷原に飛び込むようなものです。

⚠️ トー横:昼と夜で顔が変わる

ゴジラヘッドの横にある広場、通称「トー横」。昼間は観光客も多いですが、深夜帯はトラブルの温床になりやすいため、観光目的であっても夜遅くには近づかないのが賢明です。


最大の防御策は「客引きを完全無視」すること

場所の次は「人」です。歌舞伎町を歩いていると、必ず声をかけられます。
「居酒屋探してますか?」「いい店ありますよ」

ここで、地方出身のあなたが陥りやすい罠があります。
「無視するのは悪いかな…」「せっかくだから話だけでも…」

その優しさが命取りです。

客引きは全員「条例違反者」である

新宿区では、公共の場所での客引き行為は条例で全面的に禁止されています。
つまり、路上であなたに声をかけてくる人は、その時点で「100%ルールを守らない人」なのです。

ルールを守らない人が紹介する店が、まともな店であるはずがありません。
「客引き=犯罪者予備軍」くらいの認識でちょうど良いのです。

罪悪感ゼロでスルーする技術

では、どうすればいいのか? 答えは「完全無視」です。

  • 目も合わせない: 視界に入れないようにして歩き続けます。
  • 返事をしない: 「いいです」「店決まってます」すら不要です。返事をする=脈ありと判断され、しつこく食い下がられます。
  • イヤホンをする: 話しかけづらいオーラを出せます(音楽を流さなくてもOK)。

✍️ 専門家の経験からの一言アドバイス

【結論】: 客引きに対しては「人間だと思わない」くらいのドライさで接してください。

なぜなら、この点は多くの人が見落としがちで、彼らはあなた個人に興味があるのではなく「カモ」を探しているだけだからです。あなたが反応しなければ、彼らはすぐに次のターゲットを探しに行きます。無視することは、あなた自身を守るだけでなく、彼らにとっても「無駄な時間を使わせない」親切なのです。


もしもの時の「駆け込み寺」と緊急連絡先

それでも万が一、トラブルに巻き込まれそうになったら?
以下の「逃げ場所」を頭に入れておいてください。

  1. 歌舞伎町交番: ゴジラヘッド(新宿東宝ビル)のすぐ近くにあります。困ったら迷わず駆け込みましょう。
  2. 東急歌舞伎町タワー: 新しくできた複合施設で、警備員も多く、中は非常に明るく安全です。
  3. 大手チェーン店: マクドナルドや大手居酒屋など、誰もが知っている店に一時避難するのも有効です。

まとめ:「知っている」ことが最強の武器になる

歌舞伎町は、決して怖いだけの場所ではありません。
ただ、少しだけ「ルール」が特殊なだけです。

  • セントラルロード(ゴジラロード)を歩く。
  • 路地裏には入らない。
  • 客引きは「条例違反者」として完全無視する。

この3つさえ守れば、あなたはもう「カモ」ではありません。
堂々と胸を張って、東京の夜のきらめきを楽しんできてください。そして、無事に家に帰って「楽しかった!」と友人に話せることを願っています。

📚 参考文献・出典

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