[著者情報]
👤 著者プロフィール: 高橋 ミナミ
ズボラ収納リサーチャー / 元・汚部屋出身主婦
「頑張らない収納」をモットーに、100均グッズ500点以上を自腹検証。かつてはサイズ計測をサボって引き出しが閉まらない失敗を繰り返したが、現在はその経験を活かし、誰でも再現できる「失敗しないルート」を発信中。ブログ月間30万PV。
ヒルナンデスを見て「これだ!私にもできるかも!」と意気込んだ直後、自宅の冷凍庫を開けて絶望した経験はありませんか?
霜だらけで正体不明のお肉、いつ入れたか分からない保冷剤、そして奥底で化石化した野菜たち……。「やっぱり私には無理なのかも」と、そっと扉を閉じたくなってしまいますよね。
でも、大丈夫です。難しい収納テクニックも、面倒なラベリングも必要ありません。
測るのは1箇所だけ。あとはセリアの「しっかりパックJ」を買ってきて並べるだけ。たったこれだけで、あなたの冷凍庫は「測らない、迷わない、腐らせない」コックピットのような空間に生まれ変わります。
今日は、ズボラな私たちが二度と食材を無駄にしないための、最短ルートをお伝えしますね。
なぜ「しっかりパックJ」一択なのか?ズボラ主婦を救う3つの理由
数ある100均グッズの中で、なぜ私がこれほどまでにセリアの「しっかりパックJ」を推すのか。それは、このアイテムがズボラ主婦の天敵である「手間」と「食品ロス」を同時に消し去ってくれるからです。
ここでは、その理由を3つのポイントに絞って解説します。
1. 薄さ3.3cmの魔法が「冷凍焼け」を防ぐ
まず注目すべきは、その薄さです。「しっかりパックJ」の厚みはわずか3.3cm。 この薄さが、食材の鮮度を守る上で決定的な役割を果たします。
食品メーカーの研究によれば、冷凍焼け(食材の乾燥や酸化による劣化)の主な原因は、凍るまでの時間が長すぎることと、空気に触れることです。
食品は、凍るまでの時間が短いほど、細胞が壊れにくく、解凍時のドリップ(旨味成分の流出)も少なくなります。また、空気を抜いて密閉することで、酸化や乾燥を防ぐことができます。
出典: 冷凍保存の基本テクニック - ニチレイフーズ
このパックを使えば、食材を薄く広げて保存できるため、中心まで一気に冷やす「急速冷凍」に近い状態を作り出せます。つまり、「しっかりパックJ」を使うこと自体が、冷凍焼けという食品ロス問題への解決策になるのです。
2. ブックエンド不要の「完全な自立」
「立てる収納」に挑戦して、フリーザーバッグがふにゃっと倒れてイライラしたことはありませんか?
袋収納は柔軟性がありますが、中身が減ると自立できず、結局雪崩が起きてぐちゃぐちゃになりがちです。しかし、ハードケースであるこのパックなら、中身が空になっても凛と立ち続けます。
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3. 失敗しても痛くない「圧倒的コスパ」
そして何より、2個で110円(税込)という価格設定です。
無印良品やニトリの保存容器も素晴らしいですが、家族全員分の食材を揃えようとすると数千円の出費になります。「もし続かなかったら…」と考えると、手が出しにくいですよね。
その点、セリアなら1000円あれば約20個、冷凍庫を埋め尽くすほどの量が手に入ります。この「失敗しても痛くない」という安心感こそが、私たちズボラ主婦が第一歩を踏み出すために必要な要素なのです。
【15cmの壁】購入前にここだけチェック!シンデレラフィットの判定基準
「良さそう!今すぐ買いに行こう!」と思ったあなた、ちょっと待ってください。
ここで焦って買いに走ると、かつての私のように「引き出しが閉まらない…」という悲劇に見舞われる可能性があります。お店に行く前に、たった1つだけ確認してほしいことがあります。
それが、「15cmの壁」です。
今すぐ定規を持ってきてください
「しっかりパックJ」とご自宅の冷凍庫の関係性において、最も重要なのが「深さ」です。
このパックを縦置き(立てて収納)する場合、高さは14.2cmになります。つまり、冷凍庫の引き出しの深さがこれより浅いと、物理的に入らないのです。
さあ、今すぐ定規を持って、冷凍庫の深さを測ってみてください。
- 深さ15cm以上: おめでとうございます!シンデレラフィット確定です。迷わず「しっかりパックJ」を買いに行きましょう。
- 深さ15cm未満: 残念ながら縦置きはできません。でも諦めないで。この場合は「平置き」で重ねるか、より背の低い容器(セリアの「しっかりパックY」など)を検討しましょう。
✍️ 専門家の経験からの一言アドバイス
【結論】: 測る時は、引き出しの「底」から「上段トレーの底(または天井)」までの有効高さを測ってください。
なぜなら、多くの人が引き出しの「縁」までの高さを測ってしまい、「入ると思ったのにトレーにぶつかる!」という失敗をするからです。この数センチの誤差が命取りになります。
実践!買ってきたら「立てて並べる」だけ。食材別・詰め方のコツ
無事にサイズ確認が済み、パックを手に入れたら、あとは詰めるだけです。ここでは、食材ごとの具体的な詰め方と、ズボラさんでも続くラベリング術をご紹介します。
肉・魚:ラップ+パックでドリップ漏れなし
お肉や魚は、買ってきたトレーのまま冷凍するのはNGです。かさばる上に、冷凍焼けの原因になります。
- 1回に使う分量(例:豚こま200g)をラップで包む。
- なるべく平らに形を整える。
- パックに入れてフタをする。
これだけです。万が一解凍時にドリップが出ても、パックの中なので庫内を汚しません。掃除の手間もゼロになります。
ご飯:1膳分ずつ小分けにしてIN
ご飯も同様です。1膳分ずつラップに包み、粗熱が取れたらパックへ。1つのパックに2〜3個入ります。「ご飯専用パック」を作っておけば、家族が勝手に食べたい時も迷いません。
野菜:カットしてパラパラ冷凍
使いかけの野菜や、特売で買ったきのこ類は、使いやすい大きさにカットしてそのままパックへ。バラバラに凍るので、必要な分だけ取り出せて便利です。
ラベリングは「直書き」が最強
「中身が何か分かるようにラベリングしましょう」とよく言われますが、毎回マスキングテープを貼って剥がすの、面倒くさくないですか?私は続きませんでした。
そこでおすすめなのが、油性ペンでの直書きです。
「えっ、消えないんじゃ?」と思いますよね。実は、プラスチックに書いた油性ペンは、消しゴムでこするか、アルコールで拭けば簡単に消えるんです。これなら、洗うついでにキュキュッと消して、また新しく書くだけ。ズボラな私でもこれなら続いています。
【要注意】これだけは守って!フタを「変形」させないための鉄の掟
ここまで「しっかりパックJ」の良いところばかりをお伝えしてきましたが、最後に一つだけ、絶対に知っておいてほしい「不都合な真実」をお話しします。
それは、「フタの耐熱性」についてです。
本体はレンジOK、でもフタは…
この商品のスペックを見ると、以下のような制約条件があります。
📊しっかりパックJの耐熱・耐冷スペック
| 部品 | 耐熱温度 | 耐冷温度 | 食洗機 | 電子レンジ |
|---|---|---|---|---|
| 本体 | 140℃ | -20℃ | ◯ | ◯ |
| フタ | 70℃ | -30℃ | × | × |
ご覧の通り、本体は優秀なのですが、フタは熱に弱いのです。
実は私、過去にこれを食洗機に入れてしまい、フタが見事に歪んで閉まらなくなった経験があります…。こうなると、もう使い物になりません。
長く使うための運用ルール
この失敗から学んだ、長く愛用するためのルールはたった一つ。
「フタだけは手洗いする」
これだけです。本体は食洗機に放り込んでも大丈夫ですが、フタだけはサッと手洗いしてください。もし「それすら面倒!」という場合は、フタを消耗品と割り切って、定期的に買い替えるのも一つの手です。100円ですからね。
もう「化石」は作らない。今日から始めるコックピット冷凍庫
冷凍庫が整うと、単に見た目が綺麗になるだけではありません。
「あ、豚肉があるから今日は生姜焼きにしよう」と献立がすぐに決まり、買い物に行く回数が減ります。使いかけの野菜を腐らせて捨てる罪悪感からも解放されます。何より、整然と並んだパックを見るたびに、「私、ちゃんとできてる!」という自信が湧いてくるんです。
さあ、まずは定規を持って、冷凍庫の深さを測ることから始めましょう。
15cmの深ささえあれば、あなたの冷凍庫も今日から「コックピット」に生まれ変わります。セリアの「しっかりパックJ」が、あなたの家事を劇的に楽にしてくれるはずです。
[参考文献リスト]
- しっかりパックJ - 製品情報 - ナカヤ化学産業株式会社
- 冷凍保存の基本テクニック - 株式会社ニチレイフーズ
- 愛家(あいか) - ライフオーガナイザー 佐藤美香 オフィシャルブログ