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Fireタブレットは「おすすめしない」? 動画・読書派がiPadを買うと後悔する理由

山口 徹(やまぐち とおる)

ガジェットライター / 「サブ機」研究家

iPad ProとFireタブレットを併用し、年間50台以上の端末をレビュー。「裏技」などのリスクある行為は推奨せず、純正状態での快適な使い方を提案する中立的なリアリスト。

Amazonのタイムセールで、驚くほど安いFireタブレットを見つけて、「これだ!」とカートに入れようとした瞬間。
ふと気になって検索してみると、サジェストに並ぶのは「おすすめしない」「ゴミ」「後悔」といった不穏な言葉たち……。

「やっぱり、安かろう悪かろうなのかな?」
「iPadを買う予算はないけれど、安物買いの銭失いだけはしたくない」

そんなふうに不安になって、購入ボタンを押せずにいませんか?

結論から言います。もしあなたが「動画を見たい」「本を読みたい」という目的だけでタブレットを探しているなら、iPadを買うと後悔します。 なぜなら、それはカップラーメンを作るために高級フレンチのシェフを雇うような、明らかなオーバースペックだからです。

この記事では、iPadとFireタブレットの両方を使い倒している私が、ネット上の「おすすめしない」という評判の正体を暴き、動画・読書派にとっての最適解を提示します。


なぜ「おすすめしない」と言われるのか? 致命的な3つの弱点

まず、ネット上で「Fireタブレットはおすすめしない」と言っている人たちの主張を整理しましょう。彼らの言い分は正しいです。ただし、それは「万能なタブレット」を求めている場合に限ります。

Fireタブレットには、iPadや一般的なAndroidタブレットと比較して、以下の致命的な3つの弱点があります。

  1. LINEが使えない: スマホと同じ感覚で連絡用にはできません。
  2. 3Dゲームが動かない: 『原神』や『ウマ娘』などの重いゲームはカクカクでまともに動きません。
  3. Google Playがない: GoogleマップやGmailなど、Google系アプリが公式には使えません。

もしあなたが、タブレットでLINEの返信をしたり、最新の3Dゲームを遊び尽くしたりしたいなら、悪いことは言いません。今すぐFireタブレットのページを閉じて、iPad(無印)を買ってください。 Fireタブレットを買うと、間違いなく「安物買いの銭失い」になります。

しかし、逆に言えば、「LINEもゲームもスマホでやるからいい。タブレットでは動画と読書だけできればいい」という割り切りができるなら、これらの弱点はあなたにとって何の意味も持ちません。

✍️ 専門家の経験からの一言アドバイス

【結論】: 「LINEができない」ことは、実は最大のメリットになり得ます。

なぜなら、この点は多くの人が見落としがちで、読書や映画の最中に「LINEの通知」で現実に引き戻されることがないからです。Fireタブレットは、機能が制限されているからこそ、コンテンツに没頭できる「デジタルデトックス端末」として優秀なのです。この知見が、あなたの成功の助けになれば幸いです。


「裏技」はやるな。純正のままでYouTubeもTVerも快適に見れる

「でも、Google PlayがないとYouTubeも見られないんでしょ?」
そう思っている方も多いでしょう。実際、多くのブログや動画では「FireタブレットにGoogle Playを入れる裏技」を紹介しています。

しかし、私は断言します。初心者は絶対に「裏技」に手を出してはいけません。

非公式な方法でGoogle Playを導入すると、セキュリティのリスクが高まるだけでなく、Amazonの保証対象外になったり、アップデートで端末が起動しなくなったりする危険があります。

そもそも、そんなリスクを冒さなくても、純正のままで動画視聴は十分に快適です。

YouTubeは「Silkブラウザ」で完璧

Fireタブレットには標準で「Silkブラウザ」というアプリが入っています。これでYouTubeのサイトを開けば、アプリとほぼ変わらない操作感で動画を再生できます。全画面表示はもちろん、画質の変更や倍速再生も可能です。

TVerやNetflixは「公式アプリ」がある

Amazonアプリストアには、主要な動画配信サービスの公式アプリが揃っています。

  • Prime Video: もちろん標準搭載。
  • Netflix: 公式アプリあり。
  • TVer: 公式アプリあり。
  • Abema: 公式アプリあり。
  • U-NEXT: 公式アプリあり。

つまり、動画視聴に関しては、Google Playがなくても困ることはほとんどないのです。


iPadとの価格差3万円。浮いたお金で「体験」を買おう

ここで、少し冷静にお金の話をしましょう。
現在、iPad(第9世代)は約5万円から。対して、Fire HD 10は約2万円です。その差額は3万円以上あります。

Fireタブレットを選ぶということは、単に「安い端末を買う」ということではありません。「ハードウェア(端末)への投資を抑えて、ソフトウェア(体験)にお金を使う」という賢い選択なのです。

浮いた3万円があれば、何ができるでしょうか?

📊差額3万円で買える「体験」の比較

項目iPad (第9世代)Fire HD 10差額で買えるもの (例)
端末価格約 49,800円約 19,980円約 30,000円
Kindle Unlimited--約 30ヶ月分 (2年半)
読み放題で知識を浴びる
Prime Video--レンタル映画 約 60本
新作映画を毎週末見る
Kindle本--ビジネス書 約 20冊
自分のスキルに投資する

iPadという「高級な器」を買って、お小遣いがなくなってしまい、無料のYouTubeしか見ない……というのは、本末転倒ではないでしょうか?
それよりも、手頃なFireタブレットを買って、浮いたお金で映画を見まくったり、気になっていた本を片っ端から読んだりする方が、人生の満足度は高いはずです。


【結論】Fireタブレットを買うべき人、買ってはいけない人

最後に、あなたがFireタブレットを買うべきか、iPadを買うべきか、最終チェックをしましょう。

❌ 買ってはいけない人(iPadを買うべき人)

  • LINEやSNSをタブレットでも頻繁に使いたい。
  • 『原神』や『プロセカ』などの3Dゲームを快適に遊びたい。
  • Googleマップをカーナビ代わりにしたい。
  • イラストを描いたり、動画編集をしたりしたい。

⭕️ 買うべき人(Fireタブレットが正解な人)

  • 動画と読書ができれば、他の機能はいらないと割り切れる。
  • スマホの通知に邪魔されず、コンテンツに没頭したい。
  • 寝転がって使うサブ機だから、高価なiPadはもったいないと感じる。
  • 浮いたお金で、映画や本などのコンテンツを充実させたい。

もしあなたが後者の「買うべき人」に当てはまるなら、ネット上の「おすすめしない」という声は無視して構いません。それは、用途が違う人たちの意見だからです。


通知の来ない「没頭時間」を手に入れよう

Fireタブレットは、決して「何でもできる魔法の板」ではありません。
しかし、「Amazonのサービスを楽しむ」という一点においては、iPadをも凌駕する最強の専用機です。

LINEの通知も、仕事のメールも来ない。
あるのは、見放題の映画と、読み放題の本だけ。

そんな贅沢な「没頭時間」が、たった1万円台〜2万円台で手に入るとしたら、それは決して「安物買い」ではないはずです。

今夜からは、スマホを置いて、Fireタブレットで映画の世界にどっぷりと浸かってみませんか?


参考文献

-電子機器・テクノロジー