煮卵や味玉はとても美味しいものであり、家庭でも意外と簡単に作ることができます。また、ある程度時間を置くことで味が染みこんで美味しくなりますが、どれくらい日持ちするのでしょうか。
結論からお伝えしますが、作った煮卵・味玉を冷蔵庫に入れた場合、半熟なら3日ほど、中まで火を通したのであれば5日~1週間程度もちます。
また、煮卵や味玉の漬け汁は冷蔵庫に入れれば3日ほどもちます。
それでは煮卵や味玉の賞味期限や日持ちについてもう少し深く解説していきます。煮卵や味玉についてきちんと知っておけばある程度作り置きすることも可能です。
味玉を家庭でも気軽に食べたい方や、一度にたくさん作っておきたい方はぜひ最後までご覧ください。
煮卵や味玉の賞味期限や日持ちはどれくらい?
それでは煮卵や味玉の賞味期限や日持ちについて解説していきます。
なおここではめんつゆで味付けをするものとしてお伝えしていきます。使う調味料によって多少日持ちが変わるかもしれません。
ちなみにめんつゆ以外では、豆板=Aコチュジャン、焼肉のたれ、コンソメ、鶏がらスープの素なども人気です。・
味玉は冷蔵庫で3~5日ほどもつ
味玉は冷蔵庫に入れれば3~5日ほどもちます。ただし半熟のゆで卵については、日持ちが短くなります。長くても3日くらいで食べ切りましょう。
・味玉の日持ちを長くする保存方法や作り方
それでは味玉の日持ちを延ばす保存方法や、日持ちしやすい作り方のコツに関して解説していきます。もちろん極端に賞味期限が伸びるわけではありませんが、ぜひ試してみてくださいね。
1:清潔な保存容器・器具を使う
味玉を保存する容器や器具を熱湯やアルコールで殺菌して、雑菌が入りにくい環境を作りましょう。洗った保存容器をきちんと乾かすことも大事です。容器や器具が清潔でないと、保存できる期間が3日未満になってしまうかもしれませんし食中毒も心配です。
2:水につけずに殻をむく
水につけると卵の殻がむきやすくなるものの、水気が侵入するとそのせいで雑菌が殖えやすくなります。そのため水を使わずに殻をむくことが大事です。
この工程以外でも極力水を使用しないようにしましょう。そこまで神経質になる必要はありませんが水道の水が跳ねるなどしないようにすることも重要といえます。
3:固ゆでにする
半熟の方がトロトロしていて好きという方は多いと思いますが、固ゆでにする方が日持ちは良くなります。また、固ゆでであれば黄身が出てこないため、何かと他の料理に合わせやすくなるはずです。
どうしても半熟にしたいのであれば早めに食べ切るようにしましょう。
4:殺菌力のある調味料(酒、酢など)も使う
煮卵・味玉にはめんつゆを使う人が多いと思いますが、酢、酒、梅などの殺菌力のある調味料を使えば、賞味期限が1~2日程度長くなります。
5:漬け汁を沸騰させる
味玉の賞味期限を長くしたいのであれば、漬け汁を一回沸騰させておくことをおすすめします。そしてしっかり冷めてから煮卵を投入しましょう。ただ、「沸騰させると漬け汁の香りが飛んでしまう」などのこだわりがあるのであれば、沸騰させなくてもいいと思います。他の部分で工夫しましょう。
6:漬け汁を濃い目にする
漬け汁を濃い目にすると味玉の日持ちが良くなります。そのためストレートのめんつゆではなく、2倍や4倍の濃縮タイプのめんつゆを使うといいでしょう。もちろん味玉の味が濃くなるものの、お酒のおつまみにしたり、ラーメンの具として使用したりするのであればそれほど気にならないのではないでしょうか。
日持ちする味玉の作り方、作り置きレシピ紹介
それでは日持ちする味玉の作り方・作り置きレシピについて解説していきます。もちろん簡単に作ることができますし、日持ちのために味が犠牲になることはありません。
材料
卵:10個
水:500㏄
しょうゆ:180㏄
砂糖:大さじ3杯
だしの素:小さじ2杯
もちろんめんつゆを使っても構いませんが、味を調整しやすくするためにここではあえて、しょうゆ・砂糖・だしの素を使うものとします。
手順
それでは日持ちを重視して味玉を作る手順を紹介していきます。日持ちさせるからといって面倒な工程は特にありません。
- 大量のお湯を沸騰させて酢と塩を入れて、ゆで卵を作る
- 「1」とは別に「水500㏄+しょうゆ180㏄+砂糖大さじ3杯+だしの素」を入れて沸騰させる
- 沸騰したら火を止める
- ゆで卵の殻をむき、漬け汁に入れて煮込む(沸騰前に火を止める)
「漬け汁を沸騰させること」は必須ではありませんが、沸騰させることで味玉の日持ちが良くなります。また、ゆで卵を入れてから煮込む方がより日持ちが長くなります。
「1」で酢と塩を入れてゆで卵を作っているのは、殻をむきやすくするためです。殻をむく際に水につけてしまうと日持ちが悪くなりやすいですから、水を使わずに殻をむくべきです。
さらに漬け汁に少量の酢や酒を入れると、より殺菌力が高くなります。
味玉をたくさん使えるレシピ紹介
ここからは味玉をたくさん使えるレシピを紹介していきます。味玉を食べ切れそうにないときや、味玉をいっぱい食べたいときなどにぜひ試してみてくださいね。
1:味玉ポテトサラダ
ポテトサラダに味玉を混ぜるだけです。めんつゆを使っただけのシンプルな味玉であっても、ポテトサラダに絶妙な塩気や風味が付きますからおすすめです。
味玉を多く入れても美味しいですから、「余ったら」といわず、最初からポテトサラダのために味玉を作るのもいいでしょう。
2:味玉サンドイッチ
味玉をスライスして、野菜やハムなどと一緒に挟むことで豪華なサンドイッチを作ることができます。
サンドイッチの味付け(マヨネーズ、マスタードなど)を上手に行うのは意外と大変ですが、味玉の風味をメインにすれば味がまとまりやすくなることでしょう。
ただし半熟で味玉を作った場合、サンドイッチの具にするのは少し大変かもしれません(黄身が漏れ出てくるなど)。
3:味玉とほうれん草のマヨネーズあえ
「ほうれん草+味玉+めんつゆ+ごま」などで作る和風のレシピです。もちろんほうれん草以外の野菜で試してみるのもいいですし、少量の七味唐辛子などを使ってピリ辛に仕上げるのも面白いです。
味玉を日持ちさせて作り置きで楽しむ!
味玉の賞味期限はそれほど良くありませんが、工夫すれば5日~1週間程度はもたせることができます。
調理も簡単ですから、たまに作って冷蔵庫で保存し、ラーメンの具、様々なレシピの材料、お酒のおつまみなどとして楽しんでみてはいかがでしょうか。