資料請求をして届いたパンフレット。そこに書かれた金額を見て、思わず目を疑った親御さんも多いのではないでしょうか。
「年間100万円…? 通信制高校なのに?」
ネットで検索すれば「学費が高すぎる」「営業がやばい」といった口コミが並び、「うちは無理かも…」と諦めかけているかもしれません。
結論から言います。確かにトライ式高等学院は高いです。
しかし、それは決して「ぼったくり」ではありません。
全日制高校に通いながら予備校に行くのと、総額はほとんど変わらないのです。むしろ、不登校のお子さんにとっては、最も効率的で確実な「人生のショートカット」になり得ます。
この記事では、通信制高校選びのアドバイザーであり、元予備校校舎長の私が、その複雑な学費の仕組みを分解し、あなたが支払う100万円がどのように子供の未来に変わるのかを徹底解説します。
[著者情報]
この記事を書いた人:遠藤 聡
通信制高校選びアドバイザー / 元大手予備校校舎長予備校時代に数多くの不登校生を難関大へ導く。「教育費は聖域ではない。費用対効果でシビアに選べ」をモットーに、中立的な立場で通信制高校の選び方を指南するブログを運営。月間20万PV。
なぜそんなに高いのか?「サポート校」という二重学費のカラクリ
まず、「なぜこんなに高いのか」という疑問を解消しましょう。
その理由は、トライ式高等学院が「高校」ではなく「サポート校(塾)」だからです。
通信制高校で高校卒業資格を取るためには、レポート提出やスクーリングが必要です。しかし、一人で勉強を進めるのは難しく、挫折してしまう子が少なくありません。そこで、学習面や生活面をサポートするのが「サポート校」です。
つまり、トライに通う場合、以下の2つの費用がかかります。

「高校の学費」に加えて「塾の費用」がかかる。これが「高い」の正体です。
しかし、裏を返せば「学校と塾がセットになっている」とも言えます。
「営業がやばい」の正体。カモにされないための「見積もり防衛術」
「面談に行ったら、高いコースを勧められて断れなかった…」
そんな口コミを見て、怖がっている方もいるでしょう。
トライの母体は「家庭教師のトライ」。彼らは教育のプロであると同時に、営業のプロでもあります。「お子さんのためです」と言われると、親としては断りづらいものです。
しかし、ここで流されてはいけません。カモにされないための「見積もり防衛術」を伝授します。
✍️ 専門家の経験からの一言アドバイス
【結論】: 最初は「スモールスタート」で契約してください。
なぜなら、最初から週5回の通学コースを契約しても、不登校のお子さんがいきなり毎日通えるとは限らないからです。「まずは週2回の自宅訪問から始めて、慣れてきたら増やします」と伝えましょう。コマ数は後からいくらでも増やせます。主導権は親が持つのです。
それでも選ばれる理由。不登校から医学部へ行く「マンツーマン」の魔力
「高いし、営業も強い。それでもなぜトライを選ぶ人が多いのか?」
それは、「マンツーマン指導」の効果が圧倒的だからです。
不登校の子は、学力にバラつきがあります。「英語は中1レベルだけど、数学は得意」といった具合です。集団授業や映像授業では、この凸凹に対応できません。
トライなら、プロの講師がマンツーマンで、その子のレベルに合わせて指導してくれます。
- 勉強が遅れている子: 中学の復習から丁寧に。
- 進学校で不登校になった子: 難関大を目指すハイレベルな指導。
この柔軟性こそが、「大学進学率69.2%」(通信制高校平均の約3倍)という驚異的な実績を生み出しているのです。
【最終判断】トライに向く子、向かない子。お金をドブに捨てないために
最後に、あなたのお子さんがトライに向いているか、チェックしてみましょう。
📊 目的別・通信制高校の選び方マトリクス
| お子さんのタイプ・目的 | おすすめの選択肢 | 理由 |
|---|---|---|
| 大学進学したい / 勉強をやり直したい | トライ式高等学院 | マンツーマンで学力を確実に伸ばせる。進学実績が豊富。 |
| とにかく高卒資格が欲しい / 学費を抑えたい | 公立通信 / N高など | 学費が安い。自学自習ができるなら十分。 |
| 専門スキル(IT、美容など)を身につけたい | 専門特化型サポート校 | バンタンなど、専門分野に強い学校が良い。 |
| 集団生活が苦手 / 人の目が怖い | トライ式高等学院 | 自宅訪問からスタートでき、無理なく社会復帰を目指せる。 |
まとめ:その100万円は「学費」ではない。「未来への投資」だ
トライ式高等学院の学費は、確かに安くはありません。
しかし、それは単なる「高校卒業のための費用」ではありません。
不登校で止まってしまった時計を動かし、失いかけた自信を取り戻し、大学合格という「未来への切符」を手に入れるための「戦略的投資」です。
お金は後から取り戻せますが、子供の10代という時間は二度と戻ってきません。
悩んでいる時間はもったいないです。まずは無料のオープンキャンパスや個別相談に行き、お子さん自身に「ここなら通えそうか」を確認させてあげてください。
その一歩が、お子さんの人生を大きく変えるかもしれません。