著者情報
鈴木 達也(すずき たつや)
ポケモンGOガジェット専門レビュアー / 兼業トレーナー(TL50)
歴代の全公式デバイスおよび主要なサードパーティ製デバイスを自費購入し、総額30万円以上を検証に費やす。月間捕獲数1万匹を維持しながらフルタイムで働く社会人トレーナー。「忙しい社会人こそ、ツールで時間を買うべき」をモットーに、効率的なプレイ環境を追求している。
「健康のために久しぶりにポケモンGOを再開しよう」
そう思い立ち、昔の記憶を頼りにAmazonで「ポケモンGOプラス」を検索したものの、画面に並ぶのは定価の数倍もする高額な商品や、見たこともない怪しいメーカーの類似品ばかり……。
「一体どれを買えばいいんだ? そもそも、なんで普通に売ってないの?」
そんな風に混乱し、購入ボタンを押せずにいませんか?
その感覚、痛いほど分かります。私もかつて、安さに釣られて並行輸入品に手を出し、接続切れのストレスに悩まされた経験があります。
結論から言います。今、旧型の「ポケモンGOプラス」を探すのは、時間とお金の無駄です。
なぜなら、旧型はすでに販売を終了しており、現在市場に出回っている「新品」の多くはリスクの塊だからです。
しかし、絶望する必要はありません。私たち復帰勢には、もっと素晴らしい選択肢が用意されています。それが、公式の後継機である「Pokémon GO Plus +(ポケモンGOプラスプラス)」です。
この記事では、30万円以上をデバイス検証に費やしてきた私が、旧型の偽物リスクを回避し、最新の「プラス+」を使って通勤時間を"最強の狩り場"に変えるための具体的な運用術を、包み隠さずお伝えします。
もう、転売屋に搾取されるのは終わりにしましょう。
なぜ「ポケモンGOプラス」は売っていないのか?
まず、あなたが抱いている「なぜ売っていないのか?」という疑問にお答えします。
答えはシンプルです。「ポケモンGOプラス(旧型)」は、すでに生産・販売を終了し、より高性能な後継機へと完全に世代交代したからです。
公式な「販売終了アナウンス」が大々的に行われたわけではありませんが、2018年頃から市場での正規流通は徐々に姿を消しました。現在、株式会社ポケモンやNianticが公式に展開しているデバイスは、後述する「Pokémon GO Plus +」に一本化されています。
市場に残る「新品」の正体
では、Amazonや楽天で今も見かける「新品」と称された旧型デバイスは何なのでしょうか?
残念ながら、その多くは「偽造品(コピー品)」である可能性が極めて高いのが現状です。
これらは「並行輸入品」などの名目で販売されていますが、実際には正規の製造ラインで作られたものではありません。ロケットニュース24などの検証記事でも報告されている通り、これらの偽造品は「接続が頻繁に切れる」「反応が悪い」「すぐに壊れる」といった致命的な欠陥を抱えているケースが大半です。
ネット通販で購入した『ポケモンGOプラス』が偽物だった……そんな報告が後を絶たない。(中略)偽物は本物に比べてバイブレーションが弱かったり、自動化改造が施されていたりと、挙動がおかしい場合が多い。
出典: 【注意喚起】ネット通販の闇を見た! ポケモンGOプラスを買った男性が「偽物」をつかまされた話 - ロケットニュース24, 2018年6月7日
つまり、偽造品は旧型(ポケモンGOプラス)に寄生するリスクそのものであり、今からこれに手を出すのは「安物買いの銭失い」になる確率が非常に高いのです。
復帰勢が選ぶべきは「Pokémon GO Plus +」一択である理由
「じゃあ、新しいやつを買えばいいのか」
そう思って「Pokémon GO Plus +」の価格を見て、少し躊躇しませんでしたか? 約6,500円。旧型の定価(3,850円)を知っている世代からすると、倍近くに跳ね上がった価格は高く感じるかもしれません。
しかし、断言します。この価格差以上の価値が、新型には確実にあります。
私が実際に使い倒して確信した、復帰勢こそ「プラス+」を選ぶべき3つの理由を解説します。
1. 公式機能として「自動捕獲」に対応
これが最大の進化点です。
旧型を使っていた頃を思い出してください。ポケモンを見つけるたびにボタンが光り、振動し、それをいちいち押さなければなりませんでした。あるいは、洗濯バサミやコインを使ってボタンを押しっぱなしにする「裏技」で、無理やり自動化していた人もいるでしょう。
しかし、Pokémon GO Plus +は、公式機能として「オートスロー(自動捕獲)」を搭載しています。
つまり、オートスロー機能は、かつての裏技を正規の機能として昇華させたものであり、もはや物理的な改造や工夫は一切不要なのです。カバンの中に放り込んでおくだけで、勝手にモンスターボールを投げ、ポケモンを捕まえてくれます。
2. 電池交換からの解放(USB Type-C充電)
旧型の動力源であった「CR2032ボタン電池」。これが地味に厄介でした。ヘビーに使えば数週間で切れ、そのたびにドライバーで裏蓋を開けて交換する……。
新型はUSB Type-Cによる充電式になりました。
スマホと同じケーブルで充電でき、ランニングコストはゼロ。USB Type-Cの採用は、CR2032(ボタン電池)にかかっていた手間とコストを完全に過去のものにしました。
📊旧型 vs 新型(機能・電池・価格・リスク比較)
| 特徴 | 旧型 (ポケモンGOプラス) | 新型 (Pokémon GO Plus +) |
|---|---|---|
| 自動捕獲 | × (要ボタン押し/裏技) | ○ (公式対応) |
| 使用ボール | モンスターボールのみ | スーパー/ハイパーも使用可 (ボタン押し) |
| 電源 | ボタン電池 (CR2032) | 充電式 (USB Type-C) |
| 価格 | 定価3,850円 (現在プレ値) | 約6,500円 |
| リスク | 偽造品・中古故障のリスク大 | 公式保証あり・安心 |
3. 「ここぞ」という時の手動捕獲も進化
新型は、ボタンを押すことで「スーパーボール」や「ハイパーボール」を投げることも可能です。
普段の通勤時は「オートスロー」でモンスターボールを投げまくり、コミュニティ・デイなどのイベント時やレアポケモンが出た時は、ボタンを押して確実に捕獲する。
この「完全放置」と「ガチ捕獲」のハイブリッド運用ができるのが、新型の強みなのです。
✍️ 専門家の経験からの一言アドバイス
【結論】: 本体価格の差額(約3,000円)は、電池代と「快適さ」で半年もあれば回収できます。
なぜなら、旧型を中古で買っても電池代は積み重なりますし、何より「接続が切れていないか気にするストレス」から解放される時間はプライスレスだからです。迷わず新型を選びましょう。
【実証】通勤電車やオフィスで「バレずに」使う運用術
ここまで読んで、「機能は分かったけど、あの平べったい円盤(新型)はデカくないか? バイブ音がうるさいって聞くけど……」と不安に思った方もいるでしょう。
特に私たちのような営業職にとって、電車内や静かなオフィスで「ブブブ、ブブブ」と音が鳴り響くのは死活問題です。
実は、Pokémon GO Plus +には「バイブレーションをOFFにする機能」がありません。 マナーモードにしても、LEDとバイブは消せない仕様なのです。
「それじゃあ仕事中に使えないじゃないか!」
ご安心ください。ここからは、私が実践している「クッションケース」を使った物理的な対策を伝授します。この方法を使えば、バイブ音をほぼ無音化し、カバンに入れっぱなしで運用できます。
100均のクッションケースで完全遮音
解決策は非常にアナログですが、効果は絶大です。
- 用意するもの: 100円ショップで売っている、厚手のクッションケース(イヤホンやモバイルバッテリー用などの小さめのもの)。
- セットアップ: Pokémon GO Plus +をケースに入れます。さらに遮音性を高めたい場合は、ハンドタオルで本体を包んでからケースに入れます。
- 運用: これをカバンの底(他の荷物の下)に入れます。
これだけで、強力なバイブレーションは「微かな振動」に変わり、周囲には全く聞こえなくなります。クッションケースは、バイブレーションという唯一の欠点を補う、最強の物理的解決策なのです。
スマホ側の設定で「完全バックグラウンド」化
さらに、スマホ側の設定も重要です。
- 通知設定: ポケモンGOアプリの「通知」をOFFにします(スマホが震えないように)。
- 接続: アプリ内の設定で「Pokémon GO Plus +」を接続します。
これで、スマホはスリープ状態、デバイスはカバンの底。外から見れば、あなたはただ真面目に仕事をしているサラリーマンです。しかしその裏で、あなたの相棒は休むことなくポケモンを捕まえ続けてくれます。
よくある質問:サードパーティ製や旧型中古はどうなの?
最後に、私がよく受ける質問にお答えして、あなたの迷いを完全に断ち切ります。
Q. 「オートキャッチ」などのサードパーティ製(非公式)はどうですか?
A. 便利ですが、長期的なリスクを考えると公式が安牌です。
サードパーティ製は、液晶画面があったり、バイブをOFFにできたりと高機能なものが多いです。しかし、これらはあくまで非公式。アプリのアップデートで突然使えなくなるリスクや、故障時の保証がないというデメリットがあります。長く安心して遊びたいなら、公式デバイスである「プラス+」をおすすめします。
Q. 中古の旧型をメルカリで買うのはアリですか?
A. おすすめしません。
旧型は発売から時間が経っており、中古品は内部の部品が劣化している可能性が高いです。特に電池接触部のバネが弱っていたり、接続が不安定だったりする個体が多いです。「安く済ませたい」という気持ちは分かりますが、すぐに壊れて買い直すことになれば本末転倒です。
まとめ:大人のポケモンGOライフは「ツール」で賢く楽しもう
かつて私たちが夢中になった「ポケモンGOプラス」は、役割を終えて静かに表舞台から去りました。
しかし、それは悲しいことではありません。より便利で、より強力な「Pokémon GO Plus +」という後継機にバトンを渡したからです。
- 旧型を探すのはリスク: 偽造品や転売価格に惑わされないでください。
- 新型は投資: 充電式と自動捕獲で、元はすぐに取れます。
- 運用でカバー: バイブ音はケースで消せます。
道具に頼ることは、決して「ズル」ではありません。限られた時間の中で、仕事も家庭も大切にしながら趣味を楽しむ、大人の賢い選択です。
今すぐ「Pokémon GO Plus +」を手に入れて、明日の通勤から"スマホを見ない"快適なポケ活を始めましょう。カバンを開けた時、ボックスいっぱいにポケモンが捕まっている喜びは、一度味わうとやめられませんよ。
[参考文献リスト]
- Pokémon GO Plus + 公式サイト - 株式会社ポケモン
- 「Pokemon GO Plus +」レビュー:捕獲ゆるふわ勢が使って感じたメリットと不満点 - ITmedia Mobile, 2023年8月4日
- 【注意喚起】ネット通販の闇を見た! ポケモンGOプラスを買った男性が「偽物」をつかまされた話 - ロケットニュース24, 2018年6月7日