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2026年にiPhone 13は「買うべきか?」修理屋が教える「あと2年戦える」根拠と賢い選び方

👤 著者プロフィール
スマホドクター・サトシ(モバイル端末修理技術者 / 中古スマホ市場アナリスト)
「最新こそ正義」という風潮に懐疑的で、「修理して長く使う」「良いものを安く買う」ことを美徳とする実利主義のエンジニア。iPhoneの修理・寿命診断や中古市場の価格推移分析を専門とし、ユーザーに最も経済合理性の高い選択肢を提案する。

長年連れ添った愛用のiPhoneがついに寿命を迎え、バッテリーは半日も持たず、動作もカクカク……。
「そろそろ買い替えなきゃ」とキャリアのサイトを開いたものの、最新のiPhone 16シリーズは12万円超え。「たかがスマホに10万以上?」と、そっとブラウザを閉じてしまった経験はありませんか?

そんな時、ふと目に入ったのが「iPhone 13」の文字。
「これなら安いけど、2021年の機種だし、今さら買ってもすぐに使えなくなるんじゃ……」
そんな不安を抱えているあなたへ。

修理屋として断言します。iPhone 13は「安物買いの銭失い」ではありません。むしろ、2025年の今こそ輝く「最強の実用品」です。

なぜなら、iPhone 13の中身は実質的に「iPhone 14」と同じだからです。
この記事では、スペック表には載っていない「修理屋視点」の寿命診断と、失敗しない中古選びのコツを包み隠さずお伝えします。


「今さら古い?」は誤解。iPhone 13の中身が実質「iPhone 14」である衝撃の事実

「4年前の機種なんて、もう時代遅れでしょ?」
そう思っているなら、それは大きな誤解です。実は、iPhone 13に搭載されている心臓部(チップセット)である「A15 Bionic」は、翌年に発売されたiPhone 14(無印モデル)にもそのまま採用されています。

つまり、iPhone 13を買うということは、型落ちの古い機種を買うのではなく、「実質的にiPhone 14を格安で手に入れる」のとほぼ同じ意味を持つのです。

論より証拠。スマホの処理性能を測る「Geekbench 6」のスコアを見てみましょう。

📊 iPhone 13 vs 最新ミドルレンジAndroid 性能比較(Geekbench 6 マルチコア概算)

機種名チップセットマルチコアスコア判定
iPhone 13A15 Bionic約 4,600まだまだ現役
iPhone 14A15 Bionic (5GPU)約 4,700ほぼ誤差
Pixel 8aTensor G3約 4,400iPhone 13の方が上
iPhone 11A13 Bionic約 3,000買い替え推奨

驚くべきことに、iPhone 13は2024〜2025年に発売されたGoogleの最新ミドルレンジ機「Pixel 8a」よりも、基礎的な処理能力(ベンチマークスコア)で上回っています。
「古いから遅い」という心配は無用です。LINE、YouTube、SNS、ブラウジングといった日常使いにおいて、最新機種との違いを体感することはまず不可能です。


寿命診断:あと何年使える?OSサポートとバッテリーのリアルな期限

性能が十分なのは分かりましたが、一番気になるのは「あと何年使えるか」ですよね。
高いお金を出して買っても、来年OSアップデートが止まってしまったら意味がありません。

結論から言うと、iPhone 13は「2028年頃」までメイン機として戦えます。

Appleは過去の傾向から、発売後約6〜7年間のOSアップデートを提供するのが通例です。
2021年発売のiPhone 13は、計算上2027年秋リリースの「iOS 21」まではサポートされる可能性が極めて高いです。さらに、セキュリティ更新のみであれば2029〜2030年頃まで続くでしょう。

✍️ 専門家の経験からの一言アドバイス

【結論】: 本体寿命より先に「バッテリー寿命」が来ます。中古を買うなら「バッテリー最大容量80%以上」は絶対条件です。

なぜなら、この点は多くの人が見落としがちで、安さだけで選んだ結果、購入後すぐに「半日も持たない」というトラブルに見舞われるからです。発売日から使われている個体は、すでにバッテリーが限界を迎えています。もし80%以下の個体を買うなら、最初から「バッテリー交換費用(約1.5万円)」を予算に組み込んでおきましょう。


「AI非対応」はデメリットか?余計な機能にお金を払わない「賢い選択」

iPhone 13の唯一にして最大の弱点、それは最新のAI機能「Apple Intelligence」に対応していないことです。
しかし、あえて聞きます。あなたの生活に、生成AIは本当に必要ですか?

もしあなたが、スマホで長文のメールを要約したり、画像から不要な物体を消したりする作業を毎日行うなら、最新のiPhone 16を買うべきです。
ですが、主な用途がLINEの返信、YouTube視聴、子供の写真撮影、Instagramの閲覧なら、AI機能は「あっても使わない機能」です。

使わない機能のために、プラス5万円、6万円を払う必要はありません。
「AI非対応」であることは、デメリットではなく「余計なコストが乗っていない」というメリットです。
浮いたお金で、家族と美味しい焼肉に行ったり、旅行の資金にしたりする方が、よほど生活の満足度は上がるはずです。

「AIはいらない、実用性が欲しい」。そう割り切れるあなたにとって、iPhone 13は最も賢い選択肢になります。


ライバル比較:iPhone SE4やPixel 8aと迷ったら「カメラ」で選べ

「でも、噂のiPhone SE4や、AndroidのPixelも気になる……」
そんな迷いがあるなら、判断基準は「カメラ」です。

  • vs iPhone SE4 (噂):
    SE4は高性能なチップを積むと言われていますが、カメラはシングルレンズ(超広角なし)の可能性が高いです。旅行先で広い風景を撮ったり、狭い室内で集合写真を撮るなら、超広角レンズがあるiPhone 13の方が便利です。
  • vs Pixel 8a:
    Pixelは静止画のAI補正が優秀ですが、動画撮影時の手ブレ補正はiPhone 13(センサーシフト式)が圧倒的に上です。動き回る子供やペットを動画で撮るなら、迷わずiPhoneを選んでください。

失敗しない購入ガイド:中古・認定整備品で狙うべき「4万円台」の条件

最後に、失敗しない購入方法をお伝えします。
2025年現在、iPhone 13の適正価格は「45,000円〜55,000円」(128GB/良品)です。

  • 狙い目①:キャリア認定中古品 (Certified)
    ドコモやauなどが販売する認定中古品は、プロの検品済みで安心感があります。キャンペーンで安くなっている時が狙い目です。
  • 狙い目②:大手中古ショップ(イオシス、じゃんぱら等)
    「Aランク」または「Bランク」を選びましょう。保証期間(3ヶ月〜半年)がついているのが最大のメリットです。
  • 避けるべき:フリマアプリの「激安品」
    素人検品のため、水没歴や修理歴(非純正パーツ使用)が隠されているリスクがあります。修理屋としては推奨しません。

iPhone 13は2025年の「最適解」。浮いたお金で家族と美味しいものを食べよう

iPhone 13は、決して「妥協」で選ぶ機種ではありません。
iPhone 14と同等の心臓を持ち、Pixel以上の動画性能を備え、あと3年は現役で戦える。
これほどバランスの取れた「実用品」は他にありません。

最新機種を買わなかったことへの劣等感なんて持つ必要はありません。
自分に必要な機能を見極め、賢くコストを抑えたあなたは、誰よりもスマートな消費者です。

さあ、浮いた予算で何をししょうか?
まずは、信頼できるショップで、あなただけの相棒を探しに行きましょう。

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参考文献

-電子機器・テクノロジー