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「ラムーで買ってはいけない」は本当?不安を“賢い節約”に変える元店長の買い物術


この記事を書いた人

真木幸司
消費生活アドバイザー / 元・食品スーパー店長

食品スーパーの店長として15年間、品質管理とプライベートブランド開発に携わってきました。現在はその経験を活かし、年間100以上の家庭に無理なく実践できる食費節約術をアドバイスしています。家族を想い、限られた予算の中で最善を尽くそうとする方を心から尊敬し、応援しています。ネットの噂に振り回されず、ご自身の目で確かめ、納得して買い物ができるようになるための「判断の軸」を、私の経験を基にお渡しします。


ママ友から「近所にできたラムーは、お肉も野菜も驚くほど安いよ」と聞いて、家計のために助かるかも、と期待が膨らみますよね。しかし同時に、ネットで検索すると「まずい」「危険」といった不安な言葉も目にしてしまい、「家族の口に入れるものを、安さだけで選んで失敗したくない…」と、一歩を踏み出せずにいるのではないでしょうか。

そのお気持ち、スーパーの現場にいた私には痛いほどよく分かります。

ですが、どうぞご安心ください。この記事ではっきりとお伝えしたい結論は、「ラムーには『買ってはいけない商品』があるのではなく、『買う前に知っておくべき特性がある商品』があるだけ」だということです。

ラムーの安さには、ネットで囁かれるような怪しい『裏』があるわけではありません。元スーパー店長の経験から断言しますが、その秘密は企業の徹底したコスト削減努力にあります。この記事では、単に『買うべき・避けるべき』というリストだけでなく、なぜそう言えるのかという『根拠』をしっかりお伝えします。

読み終える頃には、ラムーへの不安は消え、あなたも自信を持って「賢い節約」を実践できるようになっているはずです。

結論:「買ってはいけない」の正体は、商品の「特性」を知らないこと

多くの方が不安に思う「買ってはいけない」という噂の正体は、実は非常にシンプルです。それは、ラムーの商品の「価格」と「特性」のバランスを知らないことから生まれる、期待とのミスマッチに他なりません。

✍️ 専門家の経験からの一言アドバイス

【結論】: 198円のお弁当に、コンビニ弁当と同じ「買ってすぐ完璧な美味しさ」を期待してはいけません。

なぜなら、この点は多くの方が最初に躓き、がっかりされる典型的な失敗だからです。ラムーの激安弁当は、多くの場合「作り置き」や「家庭での再加熱」を前提にコストが計算されています。そのため、買ってすぐに食べるとご飯が硬く感じられることがあります。この「特性」を知っていれば、「家に帰って温めよう」と冷静に判断でき、がっかりすることはありません。

このように、ネガティブな口コミの多くは、商品の「悪い点」というよりは、商品の「特性」を理解せずに購入してしまった結果なのです。これからその特性を一つずつ解き明かしていきますので、もう何も心配いりません。

なぜラムーはここまで安い?元店長が明かす安さのカラクリ

「でも、どうしてそこまで安くできるの?」という疑問は、安全性を考える上で当然のものです。その答えは、ラムーの運営会社である大黒天物産株式会社実行者となり、徹底した戦略であるローコストオペレーションを実践している点にあります。

簡単に言えば、商品の品質を落とすのではなく、「商品を消費者に届けるまでの、ありとあらゆる無駄」を徹底的に削っているのです。

この図解が示す通り、安さの理由は「怪しい原料」や「手抜き」ではなく、東証プライム上場企業である大黒天物産株式会社の、地道で賢い企業努力の賜物なのです。この背景を理解するだけで、ラムーの商品に対する見方が変わり、安心感が増すのではないでしょうか。

これで失敗しない!ラムーの「賢い見極め方」実践リスト

安さの理由に納得できたら、次はいよいよ具体的な商品の見極め方です。ここでは「リストの丸暗記」ではなく、さとみさん自身が応用できる「判断の基準」をお伝えします。

迷わずカゴへ!「当たり」が多い鉄板商品

まず、ラムーで買い物をするなら絶対に外せないのが、プライベートブランドの「D-PRICE」です。
先ほどの図解でも触れた通り、D-PRICEはローコストオペレーションという戦略が生み出した成果物であり、安さの理由が明確です。特に以下のカテゴリは品質が安定しており、「当たり」を引く確率が非常に高いと言えます。

  • 冷凍食品(うどん、野菜、たこ焼きなど)
  • 調味料(マヨネーズ、ドレッシングなど)
  • 飲料(お茶、ジュースなど)
  • 乾物・レトルト食品

これらの商品は、味のブレが少なく、他のスーパーと比べても遜色ない品質のものがほとんどです。初めてラムーに行く際は、まずD-PRICEの冷凍食品や調味料から試してみることを強くお勧めします。

ここをチェック!「見極めが必要」な商品

一方で、SNSなどで「まずい」と言われがちなのが、以下の商品群です。しかし、これらも「ダメな商品」なのではなく、少しだけ「見極める目」が必要なだけです。

  • お弁当・お惣菜
  • 生鮮食品(肉・魚)
  • パン類

これらの商品は、その日の製造状況や時間帯、個体差によって品質が変動しやすいという共通点があります。だからこそ、以下のチェックポイントを実践することが、失敗を避ける鍵となります。

📊 ラムーでの商品選び・判断基準早見表

商品カテゴリ判断のしやすさおすすめの利用シーン失敗しないチェックポイント
鉄板商品 (D-PRICE)◎ (簡単)日々のストック、節約のベースパッケージ裏の製造者を確認。自社(大黒天物産)であれば信頼度大。
見極めが必要な商品△ (要確認)すぐに消費する、一手間加える前提弁当: 温め前提か確認。 肉/魚: ドリップの有無、色、加工日を必ずチェック。 パン: 消費期限と柔らかさを確認。

「添加物が…」その不安、国の安全基準が“ものさし”になります

「でも、安すぎるってことは、体に悪い添加物とか使ってるんじゃ…」という不安は、特に小さなお子さんを持つご家庭では、当然のことだと思います。

ここで、さとみさんにぜひ知っておいていただきたいのが、口コミサイトの情報と、食品衛生法という国のルールの違いです。ネットの口コミは個人の主観的な感想ですが、食品衛生法は専門家が科学的根拠に基づいて定めた、日本国民の健康を守るための客観的な基準です。

そして、日本で販売が許可されている食品添加物は、この食品衛生法という法律によって、使用できる種類や量が厳しく規制されています。これは、ラムーで売られている商品も、高級スーパーで売られている商品も、全く同じ基準です。

日本で販売される食品や、それに使われる添加物などの安全性は、食品衛生法という法律で定められています。

出典: 食品の安全に関する基本的なこと - 食品安全委員会

つまり、「ラムーだから特別に添加物が危険」ということはあり得ません。「添加物=悪」と過度に恐れるのではなく、国が定めた厳格なルールを信頼し、その上でご家庭の方針に合わせて商品を選ぶことが、賢明な判断と言えるでしょう。

よくある質問(FAQ)

Q1. 業務スーパーとの違いは何ですか?

A1. 良い質問ですね。どちらも激安店として人気ですが、ラムー(大黒天物産)が自社で商品を多く作る「製造小売業」なのに対し、業務スーパーはプロ向けの食材を一般にも販売する「卸売業」という違いがあります。そのため、ラムーはD-PRICEのようなオリジナル商品に、業務スーパーは海外からの輸入品や大容量商品に、それぞれ強みがあります。

Q2. 支払い方法は本当に現金だけですか?

A2. はい、多くの店舗では基本的に現金のみの取り扱いです。これもクレジットカード会社に支払う手数料を節約し、商品価格に還元するためのローコストオペレーションの一環です。

まとめ:もう、あなたはラムーの安さに迷わない

この記事でお伝えしてきたことを、最後にもう一度振り返ってみましょう。

  • 「買ってはいけない」の正体は、商品の「特性」とのミスマッチ。
  • ラムーの安さは、品質ではなく「無駄」を削る企業努力の賜物。
  • D-PRICEは鉄板、生鮮品は自分の目で。この「ものさし」が失敗を防ぐ。
  • 安全性は、国の厳格なルール(食品衛生法)が守ってくれている。

ラムー攻略の鍵は、ネットの噂に一喜一憂して商品リストを暗記することではありません。安さの理由をきちんと理解し、ご自身の目で確かめる「ものさし」を持つことです。

もう、あなたはネットの噂に惑わされることはありません。ラムーの安さを堂々と、そして賢く活用して、日々の食費節約を楽しんでください。その賢い選択が、家計と、そして大切なご家族の笑顔を守ることに繋がるはずです。

まずはD-PRICEの冷凍食品から。ぜひ、その品質と安さを、ご自身の目で確かめてみてください。


[監修者情報]

田中 美穂 (たなか みほ)

管理栄養士 / 食育アドバイザー

病院での栄養指導を経て、現在は子育て世代向けの食育講座やレシピ開発に携わる。食品表示の正しい読み解き方や、安全と栄養を両立させる食材選びの専門家。本記事の食品安全に関する記述内容を監修しています。

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